「戦後」私たちの活きる「未来」を築いて下さった人生の先輩方へ
私は、議員としての人生を歩み始めるまで、本当に皆さま、先輩方が「日本」という国のために、血の涙を流して必死にご活躍なさっていたことを知る機会がありませんでした。
議員となったことが理由なのか、それは分かりません。
ですが、特に議員になってから、先輩方から、皆さんが「戦後」大切になさって来た「戦前」の精神を教わる機会に多く恵まれるようになりました。
私が「学生」あった時、学校からは日本が敗戦国として戦時中に「迷惑をかけた」外国の人たちに対し頭を下げ、謝罪することが大切なのだと教わってきました。
ですが、議員として、諸先輩方に教わった「歴史」は、私が学生時代に教わった「歴史」とは違う姿をしていました。
皆さまが大切にしてきたのは「戦争」をし、「侵略」することではなく、大切な日本国民の「命」を守り、また日本国民だけでなく、海外で「暴力」によって虐げられてきたアジアの人々に対しても日本人の精神を教え、平和な社会を作り出すことだったんですね。
敗戦を体験し、空襲で焼け野原となったこの松山を必死に立て直し、新しい未来が来ると信じ、汗水たらして働き続けた皆様のご活躍があって、その土壌の上に現在の私たちの「平和」と「豊かさ」があることを私は教えられました。
皆さまが築いてきた平和で豊かな社会の中を歩み続けた私から皆様に、心の底からお伝えしたい言葉があります。
「ありがとうございました」
感謝の言葉しか、私たちが皆さまにお伝えすることのできる言葉はありません。
皆さまが築いてきたこの「松山」という社会で、これからも皆様が「平和」と「豊かさ」を享受できるよう、これからは私たち現役の世代が皆様の精神を受け継いでいきたいと思います。
また同時に「若さ」と「経験」と「精神」が一体となった松山を築き上げるため、あと少しだけ皆さまのお知恵をお貸しください。
皆さまの教えを請いながら、皆さまが、「ああ、生きていてよかった」と心の底から感じられる社会を、これからは私たちが受け継いでゆきます。。
松山市議会議員 向田まさひろ