4月29日(日)は松山市議会議員選挙の投票日となっております。

私は、以前に↓こちらの記事↓

投票率は高いほうが良いのか、低いほうが良いのか

におきまして、選挙における「投票率」について記事にいたしました。

同期時にも掲載いたしましたが、前回の松山市議会議員選挙で投票率が最も高かった世代は70代で66.83%。一方で最も投票率が低かった世代は20代で29.25%となっています。

今回からは、松山市議会議員選挙においても18歳より投票権が認められ、18歳の方が松山市議会議員に対して投票する初めての選挙です。

若者を中心に、投票率が低くなっている、つまり若者が「投票に行かない理由」として挙げられるのが、

1.選挙や政治に関心がない
2.私一人が投票しても政治は変わらない
3.だれに投票してよいかわからない

主にこの3つの理由なのではないでしょうか?

もちろん、最初から選挙や政治に関心がない人に対して、無理やり「関心を持て」とか、「なんで関心を持たないんだ」といったところで、その方の意見を急に変えることはできないでしょう。

ですが、もしもその人が政治に関心を持ちたいと少しでも思っているのなら、政治に関心を持つための第一歩は、まずは投票所に足を運び、「投票」を行うことから始まります。

「私一人が投票しても政治は変わらない」と思っている人ももちろんいらっしゃるかもしれません。

ですが、これは本当にそうなのでしょうか?

34581人 V.S 36008人

これは、何の数字かわかりますか?

34581人とは、最も投票率の高かった70代の投票者のうち、実際に投票を行った人の数。
36008人とは、最も投票率の低かった20代の投票者のうち、実際に投票を行わなかった人の数です。

「少子高齢化」が良く問題にされていますが、前回の松山市議会議員選挙で見る限り、70代で投票を行った人の数よりも、20代で投票を行わなかった人の数のほうが多いという結果が出ています。

20代では、実際に投票を行った人が14890名すでに存在する上に、これだけの「無投票者」がいるわけですから、より多くの若者が選挙に参加するだけで、松山市政に若者の声をより政治に反映させることは、そう難しくないことをこの数字は物語っています。

「政治」って本当に変えられるの?

前回立候補した時より一貫して、私、向田まさひろが実現したいと考えている政策の中の一つに、

「堀之内サッカー専用スタジアムを誕生させること」

という大きな目標があります。

ですが、これを実現させようとしたときに、最大の「障害」となってくるのが「文化財保護法」という法律です。

「堀之内」の地下には、江戸時代の街並みが遺構として残っており、堀之内を含む松山城跡全体が「国指定史跡」として同法律によって保護されているのです。

しかし、このエリアにはかつて「松山市営球場」や「競輪場」などが存在し、実際に文化財以外の目的で利用されていました。
それが、地下に江戸時代の遺構が発見されたという理由だけで、ここまでその用途が制限されてしまうのはおかしいのではないか、と私は思っています。

ただ、実際に「文化財保護法」という法律がある以上、この法律に従わないわけにはいきません。

現状では例えば地下構造を変えるほどに大きな自然災害でも発生し、このエリアに「国指定史跡」としての価値がなくなるような事態でも発生しない限り、例えば地下に埋まっている遺構を再現するような方法以外、現在のような更地として利用する以外、堀之内を活用する方法が存在しないのが現実です。

「障害」を取り除くにはどのようにすればよいのか?

ここで障害となっているのは「文化財保護法」であり、これを管轄しているのは「文部科学省」です。

つまり、現在のような広大な更地として放置されている堀之内を、松山市の経済活性化や、スタジアムとして利用し、その「歓声」を松山市中心部に取り戻すためには、「文部科学省」と直接交渉し、堀之内を「文化財」以外の方法で活用するための「例外」として認めさせる必要があります。

そのもっともよい事例が、今治市岡山理科大学獣医学部が新設されるにいたる経緯だったのではないでしょうか?

加戸守行元愛媛県知事他、今治市で「リーダー」としての役割を務められた議員の皆様の活躍がなければ、これを実現することはできなかったのではないでしょうか。

もし本当に松山市で「堀之内サッカー専用スタジアム」の誕生を実現するのであれば、本当に、心の底から松山市の経済の活性化を切望し、松山市民の為、堀之内の活性化、再開発のために政治生命をかけて尽力できるような、そんな「リーダー」の登場が最低条件となります。

文部科学省と直接交渉し、文化財保護法第105条の例外として堀之内を認めさせるほどの交渉力がある人。そんな「市長」や「知事」を誕生させることができれば、私の大きな目標である堀之内への「サッカー専用スタジアムの誕生」に向けた大きな第一歩となるのではないでしょうか?

「選挙」の意味

私の「目標」を題材とした先ほどの話題は、あくまでも一つの「事例」にすぎません。

もちろん、有権者の皆さんの中には現在の市政を支持し、現在の市政を貫いてもらいたいと思う人もいらっしゃるでしょう。

ですが、同じように今の松山市政に疑問を持ち、ただ何となくかもしれませんが、「もっと松山に元気になってもらいたい」と考えている有権者の方もいるのではないでしょうか?

たかが「松山市議会議員選挙」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、少しでも松山を明るく、元気にしてくれるのではないかと有権者の皆さんが考える候補者に投じる1票は、決して無駄にはならないはずです。

そして皆さんが投じた1票から誕生した松山市議会議員が、実際の松山市政でどのような活躍をするのか。皆さんが投じた1票に、皆さん自身が責任を持ち、あなたが票を投じた議員の行動や政策に関心を持つ。

このことから政治に対する「関心」は生まれ、皆さんが政治に興味を持つ一助となるのではないでしょうか。

あなたが票を投じた候補者の主張を、少しでも松山のリーダーが取り入れ、その案に歩み寄るような姿勢を見せたのなら、それだけでもあなたが投じた票に「意味」が生まれるのだと、私はそう思っています。

改めまして、2018年4月29日は松山市議会議員選挙投票日です。

22日は公示日であり、投票日前日である28日まで、期日前投票を行うこともできます。皆さん、

選挙に行きましょう!!

皆さんが一番共感できる候補者へ一票を投じ、ぜひ「選挙」や「政治」へ関心を持つ、その第一歩にしてみてください。

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