松山の礎を支える40代の皆様へ
私向田まさひろは、平成26年4月、41歳の時に初めて立候補し、松山市議会議員としての役割を担わせていただく事となりました。
現在の私もまた、皆様と同じ40代です。
孔子は論語にて、「三十にして立つ、四十にして惑わず」との言葉を残しています。
40代半ばになる私ですが、私はまだ「迷い」続けています。
一人の社会人として、一人の「親」として、そして一人の「市議会議員」として。
皆さまは如何でしょうか。
30代の私は、40代の先輩方の背中を追いかけながら、20代の若者たちに背中を見せられる存在になろうと必死にあがいていました。
ですが40代になった今、思います。同年代であった30代のみなさんも、自分が背中を見せるべき存在だと思っていた20代のみなさんも、今の私と変わらない、一人の存在であったことに。
特に40代の皆さんは企業の中心となって、立場のある数多くの諸先輩や同僚の皆さんと共に、責任のある役職を担っている方もたくさんいらっしゃると思います。
ですが、私は思います。時にふと足を止めて、後ろを振り返って見る時間も必要なのではないか、と。
皆さんの背中を追い、必死に歩み続けている若者たちの中はとても有能で、みなさんの中にはない可能性を秘めている人もたくさんいらっしゃいます。
中には、本当はとても素晴らしい力を持っているのに、その「力」に気づくことができず、今いる場所に蹲って、必死に這い上がろうとあがいている人もいます。
そして、自分がいるべき場所は「ここ」しかないと思い込み、前にも後ろにも進むことができず、不安を抱えて必死に悩んでいる人も・・・。
私と同じ時代を生き、歩み続けている皆様にお願いしたいことがあります。
それは、みなさんの背中を追いかけて、必死に生き続けている後輩たちに、沢山の「選択肢」を示すことができる存在であってほしいのです。
私たちの世代は、「経験」と「若さ」が成熟し、「松山市」という社会の礎を支えていける、そんな年代だと私は信じています。
私たちの世代にしかできないことが必ずあるはずです。
私たちの世代を、共に歩んでいきましょう。
松山市議会議員 向田まさひろ